馬術競技とは


 馬術は日本ではマイナースポーツですが、世界ではメジャーであり、子どもからお年寄りまで楽しんでいます。オリンピックで唯一、動物と一緒に挑む競技で、また、唯一男女で分れずに競います。

 馬術競技の中で、私たちは障碍馬術と馬場馬術に取り組んでいます。
 
 
◆障害馬術

 障害馬術では、コースに設置された複数の障害(バー)を飛越し、タイムとバーを何本落としたかで競います。バーを落としたり馬が反抗して飛ばなかったりするごとに4点減点され、規定タイムを超えても減点されます。落馬をしたり、馬の反抗が数回におよぶと失権となります。

 馬をコースの経路どおりに、障害が飛びやすい位置に正確に誘導する技術が必要です。バーの高さが高くなるほど難易度は増します。障害の中には2本を並べた幅のあるオクサー障害というものや、水濠障害などもあります。
  
 
◆馬場馬術
 馬場馬術では、馬をいかに正確に美しく動かすことができるかを競います。区切られた馬場内を定められた経路・歩様(常歩、速歩、駈歩)でまわります。馬のフィギュアスケートといったところです。
 人馬ともに正装で演技をし、馬のたてがみも綺麗に編みます。採点方法は各項目を10段階評価でつけ、最終得点率を出します。「5」が普通、「6」がでると良いほうで、「7」以上はめったにでません。
 人馬で息の合った演技が求められます。